『NEW MOON』(ニュー・ムーン)は、1990年6月21日に発売された大貫妙子の通算14作目のスタジオ・アルバム。MIDI在籍時の最後の作品となった。
概要
MIDI在籍時代の最後のアルバムとなった本作は、大貫自身との共同プロデューサーとして小林武史を迎えて制作された。全体的に統一感があり、デジタル・サウンドと生音を融合させたスケール感のある音作りが展開される。大貫の自宅に小林を招いて作曲と同時進行でアレンジ作業が進められて行き、この段階で完成に近いところまで作り込まれていったという。そのほか、小林は一部の作詞にも加わっている。二人によるコンビは、1992年の『DRAWING』、1993年の『Shooting star in the blue sky』と3作続くこととなる。
M-1「泳ぐ人」は、M-6「MY BRAVERY」とのカップリングで本作と同時にシングルとしてリリースされた。
ほか、NHK総合で放送されたテレビ番組『地球ファミリー』の為に書き下ろしたM-10「地球ファミリーのテーマ -The Wind Of My Heart-」や、野村グループCMソングとして使用されたM-11「花・ひらく夢」などを収録。
2014年10月にはリマスター盤SHM-CDが発売され、ボーナス・トラックとして、シングル「家族輪舞曲」のカップリング曲でアルバム未収録となっていた「ABSENCE」が追加収録された。
収録曲
CD
2014年盤ボーナス・トラック
シングル
概要
通算16枚目となるシングル。アルバム『NEW MOON』と同時発売された。
表題曲「泳ぐ人」は、サックスの音とベルの効果音とが重なり合うアレンジが施されたミステリアスな楽曲。大貫自身がパーソナリティーを務めた東京FMのラジオ番組「仮想熱帯」の挿入歌として使用された。カップリング曲「MY BRAVERY」は、三井生命の企業CMソングとして使用された。
収録曲
参加ミュージシャン
発売履歴
脚注
出典
参考資料
- 小山守『レコード・コレクターズ 2020 Vol.39, No.12』ミュージック・マガジン、2020年12月1日。
- 杉原徹彦『レコード・コレクターズ JUL., 1997 Vol.16, No.7』ミュージック・マガジン、1997年7月1日。
外部リンク
- 14th Album: NEW MOON – 大貫妙子 Taeko Onuki
- 16th Single 泳ぐ人 – 大貫妙子 Taeko Onuki
- ALBUM NEW MOON – 記憶の記録LIBRARY
- 大貫妙子 – New Moon – Discogs




