源 旧鑑(源 舊鑒、みなもと の もとみ)は、平安時代前期の賜姓皇族・貴族。名は職鑑とも。光孝天皇の第九皇子。官位は正四位下・大蔵卿。
経歴
清和朝の貞観12年(870年)2月に源朝臣姓を賜り臣籍降下した。
元慶8年(884年)父・時康親王が即位(光孝天皇)すると時服月俸に与り、一世王の蔭位により无位から従四位上に直叙される。仁和2年(886年)備前守に任ぜられ、その後、左京大夫などを経て正四位下・大蔵卿に至った。
醍醐朝の延喜8年(908年)2月卒去。
官歴
注記のないものは『日本三代実録』による。
- 貞観12年(870年) 2月14日:臣籍降下(源朝臣)
- 元慶8年(884年) 6月2日:預時服月俸。11月25日:従四位上(直叙)
- 仁和2年(886年) 正月16日:備前守
- 時期不詳:正四位下。左京大夫。大蔵卿
- 延喜8年(908年) 2月:卒去
系譜
- 父:光孝天皇
- 母:讃岐永直の娘 - 光孝天皇更衣
- 生母不詳の子女
- 男子:源清望
- 男子:源時忠
- 女子:源封子 - 醍醐天皇更衣
脚注
参考文献
- 『尊卑分脈 第三篇』吉川弘文館、1987年

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