ハリウッドゴールドカップステークス(Hollywood Gold Cup Stakes)は、アメリカ合衆国カリフォルニア州にあるサンタアニタパーク競馬場で行われている競馬の競走(平地競走)である。
かつてはハリウッドパーク競馬場で開催されており「ハリウッドゴールドカップハンデキャップステークス」(ハリウッド金杯)として開催されていたが、2013年をもってハリウッドパーク競馬場が閉鎖されたため、2014年からサンタアニタに開催競馬場が移され、名称も「ゴールドカップアットサンタアニタステークス」に変更された。後の2020年から「ハリウッドゴールドカップ」に再び名称が戻された。
概要
1938年に創設されたサラブレッド3歳以上による競走で、1973年に導入されたグレード制では最高格のG1に制定されていたが、2024年よりG2に降格されることになった。
条件は創設時からダート1マイル1/4(10ハロン、約2011メートル)のハンデキャップ競走で、1997年から2005年の一時期だけ馬齢別の定量戦となっていた。2007年から2013年まではオールウェザー(クッショントラック)コースで開催されていた。
サンタアニタパーク競馬場のサンタアニタハンデキャップ、デルマー競馬場のパシフィッククラシックステークスと並び、アメリカ西海岸競馬において地位のある競走とされていたが、近年では中東遠征した有力馬の次走として選ばれることがほぼ無いため、出走馬の質は低下してきている。ブリーダーズカップクラシックへ向かうためのプレップレースとしても活用される。
2021年からは「ワンミリオン・ワイルドウエストボーナスシリーズ」が創設され、本競走とサンタアニタハンデキャップ及びパシフィッククラシックステークスを全勝した陣営には100万ドル(約1億500万円)のボーナスが授与される。
歴史
- 1938年 - ハリウッドパーク競馬場のダート10ハロン戦として創設。初代優勝馬はシービスケット。
- 1942年~1943年 - 第二次世界大戦により休止。
- 1965年~1967年 - ネイティヴダイヴァーが3連覇達成。
- 1973年 - グレード制創設にともない、G1に格付される。
- 1980年 - メアリー・ルー・タックが女性調教師として初の勝利を挙げる。
- 2001年 - 1位入線のフューチュラルが進路妨害のため3着に降着、アプティテュードが繰り上がり優勝。
- 2002年 - ラフィット・ピンカイ・ジュニアが通算9度目の制覇を達成。
- 2005年~2007年 - ラヴァマンが3連覇達成。
- 2007年 - コースをオールウェザーに変更。
- 2014年 - ハリウッドパーク競馬場閉鎖に伴い、サンタアニタパーク競馬場に開催地が引き継がれる。コースをダートに変更。
- 2024年 - G2に降格。
競走名の変遷(1976年以降)
- Hollywood Gold Cup Handicap - 1976-1977、1987-1990、2009-2013
- Hollywood Gold Cup - 1978-1986、1991-2005、2020-
- Hollywood Cold Cup Stakes - 2006-2008
- The Gold Cup at Santa Anita Stakes - 2014-2019
歴代優勝馬
脚注
外部リンク
- Stakes Profile | Hollywood Gold Cup
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